
国民文化祭だよ ロダン体操、エピソード3 10月25日(日)
ロダン体操は、静岡県浜松市出身の現代美術家・高橋唐子(たかはし・とうこ)さんが作った体操です。 ロダン彫刻のポーズを真似しながら体操します。静岡県の歌「しずおか賛歌 富士よ夢よ友よ」の歌にのせて体操します。 1曲、1分程度。3番まで通すと、全体で約3分の体操です。
ロダン彫刻のポーズが、1曲の中に8種類、間奏に1種類、全部で9種類、取り込まれています。
ロダン体操には、2003(平成15)年9月に誕生しました。
そのきっかけは、3つあります。1つは、ロダン館の再活性化。2つめは、NEW !!わかふじ国体。3つめは、静岡NewArt「わたしの居場所」展です。
ロダン館には、ロダン彫刻がたくさんありますが、それらの彫刻は基本的に展示替えをしないので、一度来たお客さんが、再度、足を運ばないことが多いです。そうしたお客さんに、新しい視点からまたロダン彫刻を鑑賞していただきたいと、美術館は願っていました。おりしも、NEW !!わかふじ国体が開催されることとなり、運動競技とともに、芸術プログラムの立案が、美術館を始め県の様々な文化施設へ要請されていました。
そのとき美術館では、静岡ゆかりの若手作家による展覧会である、静岡NewArt「わたしの居場所」展を企画中だったので、その参加作家の一人である高橋唐子さんに、ロダン館の再活性化と、わかふじ国体の芸術プログラム立案を依頼。高橋さんから出てきたアイデアが、ロダンと体操をダイレクトに結びつけた、ロダン体操だったのです。
最初、ロダン体操は、2003(平成15)年9月に、ロダン館の中で、2回行いました。当初、それでおしまいにするつもりだったのですが、そこに参加していただいたお客さんや、ボランティアさんたちの口コミで広がり、やがて地元のテレビ・ニュースなどでも取り上げられるようになりました。また、小学校などからも、ユニークな鑑賞プログラムとして問合せが相次ぎ、依頼に応じて学校へ出張して行うようにもなりました。
全国紙や雑誌、全国ネットのテレビにも登場し、今年、静岡県のテレビCMに採用されるまでになりました。
ロダン体操は、ロダンの彫刻を真似するものです。ロダンの彫刻は、かなり無理な姿勢をしているものが多いです。ロダン体操をすることによって、こうしたロダン彫刻の特徴を知っていただくことができます。さらには、ロダンがなぜそのような作品を作ったのか、制作意図を考えるきっかけにもなるかもしれません。
ロダン体操は、ロダンの彫刻に親しんでいただくための、きっかけなのです。
考案者の高橋さんは、誰でも気楽に美術に親しんでほしいと願って、これを考えました。
ロダン体操は、体育のためというよりも、芸術鑑賞のきっかけ作りとして発案されました。ですから、正確な体操学や生理学を踏まえたものではありません。
しかし、彫刻鑑賞をしながら、体を動かすことによる、心理的な効果は期待できるでしょう。
また、美術館の中で体操するという、意外な活動も、人気の理由の一つです。
なお、ロダン彫刻は、かなりきつい姿勢をしているので、正確に真似をしようとすると、かなりの平衡感覚、身体の柔軟性、運動量が要求されます。
ロダン体操は、ロダン彫刻に親しんでいただくためのきっかけ作りです。
体操する人が、それぞれロダン彫刻になりきって、それぞれが楽しんでいただければ、それでOKです。
ラジオ体操のように、正しいやりかたはありませんし、正確な演技を求めるものでもありません。
ポイントは、どれだけロダン彫刻になりきるかです。

2003年9月13日
「ロダン体操をしよう!」
記念すべき第1回目

2005年10月1日
「帰ってきたロダン体操」

2005年10月2日
「ロダン体操がやってくる!」
浜松市へ遠征。旧浜松銀行協会の建物前で。

2005年12月5日
静岡県テレビCM撮影
200名のエキストラが参加

2005年10月19日
小学校へ出張授業
榛原町立細江小学校にて
ロダン体操 高橋唐子 © Tohko TAKAHASHI 2003