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静岡県立美術館ボランティアは、開館前年の1985年から募集と研修を始め、86年4月の開館と同時に350人で活動を開始した。以来、日本の公立美術館としては最大規模のボランティアとして、美術館と観覧者との架け橋となるべく活動を続けている。
平成20年度は、昨年度正式に発足した運営会を中心として、日常活動班の班長会、グループ活動の代表者会と協力しながらボランティアとしての活動方針を定めるなど、自主的な取り組みを行った。これら近年の様々な改革、またボランティア会員数の減少を受け、平成22年4月のリニューアルに向けて新たにボランティアを募集することとなった。
平成18年度の特記事項として、ボランティア改革を挙げておきたい。ここ数年ボランティア活動の見直し及び自主運営組織化に取り組んできたが、その推進を本格化し、ボランティアと美術館とが協議を重ね具体的な成果を得た。改革の目的は将来的な自主運営化であり、それに向けて緩やかな組織化を行うことで、ボランティア全体としての主体的な意思決定、それに基づく諸活動の推進や美術館との協議等を行えるようになることを目指した。美術館職員の指示・指導を受けて活動するだけでなく、共に美術館を支えていくパートナーとして協同していくことが理想である。
手順として、まず、ボランティア自身による改革推進チームとして運営準備会を立ち上げ、上記目的を共有しながら諸事項の検討を進めた。その過程および成果を、日常活動班には班長会を通して、グループ活動には代表者会を通して周知し、さらに全体意見交換会を開催して諸活動からのフィードバックを受けながら議論を深めた。その結果、年度末の総会において、ボランティア諸活動の基本的な約束事や新規活動案が提案され、承認された。各活動の代表者により構成される自主運営組織「運営会」の新設とその構成員についても承認され、県立美術館ボランティアは新たなスタートを切った。
また、この過程において、美術館としても「静岡県立美術館ボランティア設置要綱」及び「登録規定」を整備する機会を得た。
| 昭和61年度 | 350名 |
|---|---|
| 昭和62年度 | 307名 |
| 昭和63年度 | 260名 |
| 平成元年度 | 317名(新規参加者90名) |
| 平成2年度 | 263名 |
| 平成3年度 | 240名 |
| 平成4年度 | 223名 |
| 平成5年度 | 347名(新規参加者140名) |
| 平成6年度 | 331名 |
| 平成7年度 | 299名 |
| 平成8年度 | 282名 |
| 平成9年度 | 273名 |
| 平成10年度 | 354名(新規参加者94名) |
| 平成11年度 | 316名 |
| 平成12年度 | 297名 |
| 平成13年度 | 265名 |
| 平成14年度 | 331名(10月より新規参加者95名) |
| 平成15年度 | 328名 |
| 平成16年度 | 303名 |
| 平成17年度 | 285名 |
| 平成18年度 | 278名 |
| 平成19年度 | 241名 |
| 平成20年度 | 227名 |
| 平成21年度 | 212名 |
日常活動とグループ活動の2種があり、そのいずれかまたは両方に登録して活動する。
各々の詳細は下に記すが、このほか鑑賞研修も重要な活動と位置づけ、収蔵品展は随時、企画展は各展数回の鑑賞研修の機会を設けている。また、企画展開幕時には「ボランティア内覧会」を実施し、いち早く展覧会内容の把握に努め、対外的な広報活動に役立てている。
火曜班から日曜班までの6班編成により、月2回または1回、既定の活動日に来館して下記の活動を行った。また、班相互の連絡調整のために「班長会」を開催し、今後の日常活動のあり方や自主運営について討議した。
下記10グループが活動を行った。各グループの連絡調整の場として「グループ代表者会」を随時開催し、ボランティア改革についての意見交換等を行った。