コレクション風景の交響楽(シンフォニー)

輝く色彩。フォーヴ期ヴラマンクの本領発揮。

モーリス・ド・ヴラマンク 《小麦畑と赤い屋根の家》

1905
キャンヴァス、油彩
60.0×73.0cm

小麦畑や農夫という画題や細長くうねるような筆触はゴッホの作品を想起させずにはおかない。アトリエを構えたシャトゥーの街には、このような赤い屋根の家並みがみられたという。

モーリス・ド・ヴラマンク(1876〜1958) ほとんど独学で絵画を学ぶ。1905年頃を中心に、原色をふんだんに取りいれた鮮烈な名品を残した。

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