ヘッダー
トニー・スミス
Tony SMITH

1912-1980

アメリカのニュージャージー州サウス・オレンジに生まれる。1933-36年にニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで絵画とデッサンを、1937年シカゴのニューバウハウスで建築を学び、翌年より建築家フランク・ロイド・ライトの助手を務める。1946年以降、ニューヨーク大学、クーパー・ユニオン等で教鞭をとるとともに、ロスコ、ポロックなど抽象表現主義作家と親交。1960年彫刻に転じ、形態と空間の均衡と幾何学的構築性を追求、ミニマル・アートやプライマリー・ストラクチャーの動向を主導した。1966年、ハートフォードのワズワース・アセネウムで最初の個展を開催。代表作に≪Gracehoper≫(1961)、≪黒い箱≫(1962)、≪Snake is out≫(同)、≪モーゼ≫(1968)などがある。


アマリリス

1965年
着色スティール 351×229×351cm
昭和60年度購入 

三種類の長さの線による三角形と台形で構成された、2つの同一の黒い立体の組合わせからなる単純な形態であるが、周囲を巡るにつれて形態はさまざまに変化し、堅固な構築性を失なうことなく多様な相貌を見せる。光を反映する度合が黒塗りされた軟鋼の各面で異なるのも、こうした効果を高めている。本作は、1981年の制作になる3/3で、1985年までナッソー・カウンティ・ミュージアムに寄託されていた。それ以前のヴァージョンはワズワース・アセネウム(ハートフォード)の館前と、ウォーカー・アート・センター(ミネアポリス)の彫刻庭園に設置されており、その後新たなヴァージョン(溶接線が多い)がメトロポリタン美術館に展示されている。ちなみに作者は、作品の制作後にふとした着想から題名を付するのが常だったので、本作の≪アマリリス≫にも特別な意味はなかろう。 (S)


作品収集の方針と特色

主な収蔵品 作家名リスト 新収蔵品
TOP MENU

ロゴマーク Copyright (c) 1997-1999 Shizuoka Prefectural Museum of Art
禁無断転載・複写