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依田 寿久
YODA Toshihisa

1940(昭和15)-

静岡市に生まれる。1965(昭和40)年武蔵野美術大学実技専修科修了。翌年ニューヨークに移住し、ブルックリン美術館付属美術学校(1967-69)、アート・スチューデンツ・リーグ(1970)に学ぶ。1968年以降、バークシャー美術館、オードリッチ現代美術館、西武美術館、オルターネイティヴ美術館などの企画展に出品。1987(昭和62)年、静岡県立美術館とギャラリー岡崎(京都)で個展を開いた。線のタッチに基づくモノクローム調のオールオーヴァー構成を特徴とし、ミニマル・アート後の美術動向を推進している。ニューヨーク在住。


無題 No.3

1980(昭和55)年
油彩、キャンヴァス 153.0×336.0cm
昭和60年度購入

繊維の網目のような不規則な線が画面を覆い、モノクロームの色面に変化と統一を与えている。作者は「全体としての画面が作り出す緊張感と、確かな色調を生み出すことへの欲望が私の描くことの動機」であると語っているが、長い制作過程の末に安定期に達した画面は、作者の生の流れの一部始終を情感豊かに包括し、そこに特有な自然感情を発散している。1980(昭和55)年に西武美術館で開かれた。「Art Today '80 絵画の問題点」出品作。(S)


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