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吉村 孝敬
YOSHIMURA Kokei

1769−1836(明和6−天保7)




李白観瀑・子猷訪載図屏風 李白観瀑・子猷訪載図屏風

李白観瀑・子猷訪載図屏風
1828(文政11)年
紙本着色、六曲一双屏風 各155.0×364.6cm
平成10年度購入

孝敬は江戸後期に活躍した円山派の絵師。円山応挙の晩年の門人であるが、応挙門十哲のひとりに数えられている。伝統的な狩野派の画法や応挙の写生画を消化し、さらに写生を推し進めた画風で、京都画壇にその足跡をのこした。
本作はふたつの中国故事を取り合わせた屏風。右隻の滝や、左隻の雪をかぶった樹木の表現など、応挙画風を受け継ぎながらも、より鋭敏な、あるいはより瀟洒な画風へと変容をとげており、孝敬独自の清新な感覚が見て取れる。


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